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簡単ためして‼バタフライハグ - トラウマ、不安、恐怖、強迫、うつ

あるてぃーでは、自分でもできる自己対処=セルフケアも訓練の中でおこなっています。

その中には、本当に簡単なのに効果があるものも多く、今日紹介します「バタフライハグ」というものもとても簡単で効果があるものです。

ぜひ試してみてください。

自分自身で自分を助けるすべを多く持っているほうが、役に立つ機会も多くなるかもしれません。それでは行きましょう。


目次


  1. バタフライハグの原理
    1. もとはEMDRから
    2. バタフライハグの原理
  2. バタフライハグの手順
  3. まとめ

 


もとはEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)から

もともとPTSD(心的外傷後ストレス障害)などのトラウマケアの療法として、EMDR(イー・エム・ディー・アール)というものが存在しています。

それは、最初に患者が嫌な記憶(トラウマや不安・恐怖など)を想起し、10段階の内のどれくらいなどということをモニタリングします。

次には、治療者が患者の目の前に指を差し出し、水平方向に指を動かします。患者は、その指の動きを水平方向に眼球のみで追いかけていくという動作を繰り返しおこなう、というものです。

何度かこのセッションを行いながら、モニタリングをしていき、自分の感覚(嫌だった記憶など)の段階が減っていれば脱感作(だっかんさ:刺激を少しずつ与えしだいにその量を増やして過敏性を減らしていく)が成功しているということになります。

EMDRは、フランシーン・シャピロという人が1989年にアメリカで発表したのが始まりとのことです。EMDRでは、トラウマや苦痛でいやな人生経験などが、不適応的に条件付け(コード化)されたり経験からの処理が不完全になったままであるとの仮定が前提にあるようです。

この治療の過程が健常な情報処理、経験を適応的に統合することを促します。この眼球運動は脳を直接的に刺激し、脳が本来もっている情報処理のプロセスを活性化できるのです。

ここは私見ですが、REM睡眠(球速眼球運動睡眠)も、1日の出来事や記憶などを整理しているという側面があるとのことなので、1日の終わりのレジ締めのような役割があるのかもしれません。

別の意見では、ヒトの脳の視神経と海馬は近くにあり、視神経を動かすと同時に海馬も起動します。海馬は短期記憶の倉庫で、何が重要かを判断し長期記憶化させるものを選り分けているそうです。海馬が優先して記憶するものが、情動記憶で、情動というのはつまり、恐怖や不安や悲しみ、恐れなどで、それを扁桃体という器官が増幅させたりして暴走をしてしまうことがありトラウマ化してしまうのかもしれません。

つまり、視神経を刺激することによって海馬に働きかけるという説もあるとのことです。EMDRは、臨床的なエビデンスもあり効果は実証済みではあるのです。

バタフライハグの原理

EMDRでは、「治療者」という人の存在が必要でした。それもトレーニングを受けた治療者という存在が前提でした。では、いつでも治療者が「私」に寄り添っていることはできるでしょうか?

それは、難しいことです。そこで、自分自身で簡単にできるものとして、研究されたものにこのバタフライハグというものがあります。いわば、EMDRの簡易版と言っていいのかもしれません。

バタフライハグはイグナシオ・ジャレーロ博士らによって1998年に考案されました。

  1. トラウマが脳に生じると、ネガティブな感情を生み出す右脳が暴走します。
  2.  一方、これを抑え、ポジティブな思考を促す左脳の働きは低下しています。
  3. 両側性(左右)の刺激により、右脳の暴走を抑え左脳の働きを改善する

 というEMDRの簡易版としての効果が、バタフライハグにあると考えられています。

1998年に起きたメキシコでのハリケーン、そしてメキシコでの大きな地震の際に、トラウマに関しての効果があったということです。

© Sarah Bird 2009
© Sarah Bird 2009

2.バタフライハグの手順


バタフライハグの手順は簡単です。

①腕をクロスさせる

②交互に肩を叩く

これを、たった2分間やるだけで効果があります。

手順はこれだけです。

イメージしにくい方はに動画を貼ります。

「上沼恵美子&高田純次のクギズケ」という番組に出演されている吉田たかよし先生という方の動画です。(何か笑ってしまいます)

まとめ


いかがでしょうか?

手順は簡単です。しかし、これらは実践しないと意味のないことです。

リスクも低いので、ちょっとしたストレスや緊張、不安でもぜひためしてほしいと思います。

今まで、色々な方にセルフケアを紹介してきて思うのが、「苦しみ」の渦中にいない人や、「のど元過ぎ」てしまった人などは当然関心は薄いのはわかります。

しかし、「困難」や「苦しみ」の渦中にいる方に紹介しても、意外と実践しないという方が多いのです。効果がなかったとしても損はないのになぜでしょう?

そのキーワードは、おそらく「依存」であり、他者に代わってやってほしいということになるのかもしれません。

その人の人生は、その人しか生きられず、独自なものです。支援者であっても人生を肩代わりすることはできません。志向や熱望が本人にあれば、支援者は一緒に考えたり寄り添うことができます。

ぜひ、やってみてほしいです。

 

 

 

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